『セーラー服と機関銃』第6話「目高組の解散!!」

なんだろう、このやっちゃった感は・・・・・・。小市さん演じるブラック黒木刑事はものっそいお好みではありますが、えーっと、全く知らないたまたまそこにいた人のポケットの中に鍵を隠して、あとから取り戻せばいい・・・その流れがサッパリ理解できないんですけど。どうやって取り戻すの?簡単に取り戻せると思う理由を、その方法を教えてほしい。東北弁の人に「(ロッカーに)何仕舞ったんですか?」とかなんとか聞かれてたけど、あの二人の力関係だったら「ちょっとね」て言っときゃ済みそうなもんなのに、わざわざそんなことする理由が分からん。そんなことを黒木刑事がペラッペラ喋るのも萎えた。2時間ドラマかっつーの。白昼堂々路上から何発もの拳銃で目高組の事務所(商店街にありますよね?)撃ちまくってるってのに、浜口組に捜査が入るわけでもないし、その理由が“黒木が抑えてるから”ってのはいくらなんでも無理だろう。あの人どんだけ権力もってんだっつの。だってそういうドラマだから、そもそも女子高生がヤクザの親分にってドラマだし・・・と言われても、それでもやっぱり無理だと思う。
組員が次々に死んでしまうのは決まってることだとしても、前回の金さんの死が思いっきり無駄死だよなぁ・・・。だってあいつら(ボーズと金髪)本気でやる気ねーんだもん。マジでやる気だったら武器全部持ってくと思うの。一番殺傷力の強そうな機関銃持ってかないっておかしいと思うの。だって機関銃持ってっちゃったら“セーラー服と機関銃”が出来なくなっちゃうし・・・と言われても、それでもやっぱりおかしいと思う。別にどっちかが持ってた機関銃を泉が引き継げばいいだけの話だし。本気でふとっちょ殺そうとしてるんだったら間に車が入ってこようがなんだろうがもっとがむしゃらにぶつかっていくはずだし、それでも敵わなかった、仕留められなかった・・・それだったら二人の死を悲しむことができたと思うんだけど、あれじゃ自殺みたいなもんじゃないか。恐らく武装してるであろう相手に二人だけでぶつかっていくってのもさ、昭和時代ならまだしも一応舞台は現代なわけでしょ?もうちょっと頭使えよ・・・と思ってしまう。
つーかケン坊の死に際には失笑してしまいました。中尾くんってもうちょっと上手くなかったっけ?「組長じゃなくて、兄貴の盾になっちゃいました」はすっごい良かった(可愛かった)のに、佐久間さん来たら普通に喋ってんだもん。そんでコテって死んじゃうんだもん。なにこの宇宙戦艦ヤマト。その点、思いっきり情けない死に方だったけどヒデの死に際は良かったです。長渕キター!的なね、後からドスドス刺されて(蘭丸たんがリンゴ剥き以外の仕事をしたよ!)あいててて・・・と倒れるその死にっぷりが良かった。喋りかける相手がいないせいもあるけど、往生際悪く喋らなかったのも男気を感じました。でもガス欠ってのはねぇ・・・・・・せめてケン坊の血で導線が湿っちゃってて火がつかないとかならまだしも、これまた思う、お前らやる気あんのかよと。お願いだからちゃんと準備してこいって。
つーかあれよね。小泉さんが全ての元凶ってか、あんたがいつまでもヘロイン隠し持ってたせいでこんなことになってんじゃねーの?って気が・・・。

なんかもうとにかく全体的にグダグダですね・・・という感じなんだけど、それでも佐久間さんはオトコマエ。校門の前で泉に唾飛ばしまくりながら熱く語るシーンも、ヒデとケン坊の亡骸抱えて号泣するシーンも、本当に素晴らしくオトコマエでございます。おい、佐久間さんは二人の遺体をどうやって目高組まで運んだんだ?タクシーか?なんて思うほうがバカってなもんですよね。佐久間さんが素敵であればそれでいいんだ。佐久間さん鑑賞ドラマだもの。佐久間さんの「組長」もいいが「お嬢さん」もいいなぁ。佐久間さんにお嬢さんて言われてみたいなー(現実逃避)。

次回はもう最終回か・・・。ああ、最後に佐久間さんのお背中をもう一度拝見したいです。まぁ録画はしてるけどー。