戸梶 圭太『バカをあやつれ!』

バカをあやつれ!

バカをあやつれ!

東大法学部を出て警察官僚になったエリートと、幼い頃に母子で地域ぐるみによる壮絶に苛めを受けた恨みを抱える町長が、エリートの20年来の親友である財閥の末裔ド変態男の資金力をバックに高知県のどこにでもあるような田舎町を“この世で最低最悪の下層社会”にするプロジェクトを開始した。巨大ショッピングモール誘致、大手パチンコ店の新規参入促進、風俗店営業の規制緩和、ホームレスにやさしい町づくり、犯罪者の再チャレンジ支援などなど、次々と「構造改革」を推し進める。果たして“下流社会”はつくりだせるものなのか。


知的で裕福な人が読む本です!!(著者より)だそうです。下流社会に生きる人は読書なんてしないと思うし、万が一読んだとしても、これ俺じゃん!キィィ、バカにしやがって!なんて気付くような頭もないんだけどね。それがバカクオリティですよ。

思いっきり書きっぱなし、ここまでの書きっぱなしっぷりは久々です。ニヤニヤゲラゲラ(心の中で)笑いながらも、頭のどっかで何で私こんなもんに金払ってんだろ・・・貧乏なのに・・・てずーっと思ってました。ここまで何も残らないのってかえって凄い。