『黒い太陽』最終話

あーあ、最後でやってもうた。前半かなり丁寧にやってた分、ラスト2話の駆け足っぷりは残念。途中まではほんとよかっただけにもう少し回数があればなぁと思わずにはいられない。まるで打ち切りのごとき強引な幕引きでしたが、でもまぁ原作もこんな感じなんだよな。
冬美一人抜けただけで天下の藤堂グループ(が気合入れて作った店)ガタガタじゃねーか。まぁ冬美はキッカケであって、それ以外にも要因があって閉店という流れになったのだろうけど、あれじゃ立花をかませ犬にしてまで育て上げようとしてた長瀬は単なる冬美のご機嫌取りとしての価値しかなかったようにしか思えない。そんな長瀬に「ざまーみろ」てわざわざ言いに行く大滝さんは可愛かったけど。笑子にあんな仕打ちをしてまでも千鶴に拘った立花なのに、店の為とは言え千鶴を切るのに躊躇いなさすぎ。いや、千鶴はざまーみろなんだけど、あれじゃ笑子がほんと報われない。このドラマのヒロインは実質笑子だったわけで、それなのに笑子あれで終わりかよと。久美子も結局なんだったのかよくわかんないし、神崎も結局何のために存在してたのかよくわかんないし、リカもよくわかんないし、あんだけ思わせぶりに出てたケンさんなんてほんと何のためにいたんだ?という感じ。それに菊田さんの変わりっぷりはなんなのよ。ここまで落ちぶれる間に何があったんだ菊田さん!最後に立花が刺されて終わるのはドラマ的にアリだとは思うんだけど、あそこで刺すならどっちかっつーと神崎だろう。
ホワイトイヴもミントキャンディも結局ダメになっちゃったわけで、あんだけスゴ腕のように描かれてる藤堂ですけど、実は大したことないんじゃね?かませ犬仕様とは言え、夜に生きる人間としてのノウハウを叩き込んだはずの立花は、結局は渋谷で大金入った鞄ほっぽらかしにしとくバカでしかないんだもん。バカと言えば、店を辞めると言い出した久美子に対しての仕返しなんだかなんなんだか、トイレでちまちま「久美子はキャバクラ嬢です」て密告文書くセコっぷりwしかも思いっきり即バレしてるしwww立花ほんとバカだよなー。
初回は結構いい雰囲気だったのになぁ・・・ほんといろいろと惜しいドラマだったけど、最後まで永井のキレっぷりは素晴らしかったです。ケツの出しっぷりも清々しかったし、俳優・永井大のターニングポイントに立ち会えた気がする。結構数字良かったみたいだし、今後の永井に期待します。