『獣王星』

光一さんお疲れさまでした。光一さんならばそれなりにやりこなすであろうことは分かってましたが、ここまでトールをやりこなしてくれるとは思いませんでした。や、ほんと上手でびっくりしたよ。最初は歳の割りに声老けすぎって思ったけど、ちょっと考えたらそもそも外見からして老けてるしな・・・・・・て気がついた。OP曲もカッコイイ曲だったし、光一さんを抜擢した人GJ!でしたよ。
原作を読んだときもハァ〜〜〜〜〜〜ン★て思ったもんですが、ワルキューレを止めに行くときのポニーテールにしたトールはほんっとカッコエエ。死んだティズを抱きながら「あいつ・・・泣くぞ・・・」ていうザギもカッコエエ。そして最後の最後でサードに戻ったシグルド超カッコエエ。こん時の声はよかった。

ということでカッコイイ男がいっぱい(しかも声もカッコイイ)見れたアニメとしてはよかったと思うけど、これ原作読んでないと解んない・・・というかカリムが出てから恋愛アニメみたいになっちゃって、サードの人格とかワルキューレとその周辺の事情とかムーサがボールを止めたことの重みとか、カタルシスがあんまり味わえなかったかなぁという気がした。トールが自分の出生の秘密を知り落ち込んで、それを乗り越えてティズに対して「子供を作ろう」と言う流れも簡単すぎたと思う。カリムがよかったけど死んじゃったからティズで・・・とちょっと軽い男に思えるぐらいだったもん。パンドラの箱の話を削ったせいで、トールとティズ、そしてサードの3人で生き抜いてきたことの重みと意味が伝わってこなかったから、ティズ=希望だとはそれほど思えなかったし、シグルドの落下も物足りなかった。

そしてやっぱり遺伝子の力なんだかよく分かりませんが、トールがサードそっくりの外見になって何のメリットがあるんだろう・・・と。ま、サード好きな俺としてはありがたいことなんですけどね。


もいっかい原作読もうっと。