加藤 実秋『インディゴの夜』

インディゴの夜 (ミステリ・フロンティア)

インディゴの夜 (ミステリ・フロンティア)

本屋さんでこの本の続編にあたる「チョコレートビースト」が目につきまして、ホストが探偵団ですってぇ!!!と自他共に認めるホスト系男子好きな私としては私が読まずして誰が読む!と鼻息荒くガッツリ食いつかせていただきました。そしてシリーズモノは刊行順に読むべし。ということで、


「クラブみたいなハコでDJやダンサーっぽいお洒落な男の子が接客してくれるホストクラブがあればいいのに」と女性フリーライター高原晶(独身・三十路)がぽろっと漏らした一言がキッカケで渋谷の片隅に誕生した“club indigo”。ホスト業界のニッチを突き経営は順調だが、常連客が殺され店のナンバーワンホストに疑いがかかる。オーナーである晶は、個性豊かな従業員(ホスト)たちと真犯人を探す。第10回創元推理短編賞受賞作の表題作を含む短編集。


思ったほどホストホストしてないというか、お洒落でカッコよくて面白くて使える男の子をいっぱい登場させるためにホストクラブにしてみましたーという感じ。エピソードそのものはどっかで読んだことあるような(またもやIWGPが浮かんできました・・・)ものばかりなんだけど、indigoの首脳陣3人を筆頭にキャラ立ちがしっかりしてるし、渋谷の描写も丁寧なので想像しながら読む楽しみがありました。特に憂夜さんテラモエス空也さんテラモエス!!憂夜さんは要潤空也さんは北村一輝で読みました。まんま夜王ですいません。結構周りにこの手(クラブ系)のタイプの男の子がいたりするのでindigoに行きたいとは思いませんが、憂夜さんを指名できるのならば是非とも行きたい。ていうか歌舞伎町のラブホなら全て知ってる空也さんを指名したい。・・・とホストクラブに行ったことがない私が言ってみる。
また1つ楽しみなシリーズが出来ました。