『西遊記』第3巻・夢の国

世間じゃ堀江逮捕て大騒ぎしてる中、懲りもせずまた見ちゃいましたよ。見ててもちっとも楽しくないのに。そんな自分が自分でもよく分かりません。マゾ?いや、マゾだけど。

今回は三蔵法師メイン回。おっしょーさんは男だったんですね。しかもマザコン。結構哲学的というか単純明快な話ではない上に、深津さんがメインだったので、普通にドラマとして見れました。でもそれがいいかと言うとそういうわけでもなくて、コントだと思って見ようとしてるせっかくの心構えをどうしてくれるのさ?という感じ。足が悪くて歩けない人が、例えそれが妖術の力であろうが歩けるようになることで幸せになれるならそれはそれでいいじゃないか。現実逃避でしかないとしても、夢から醒めればそこには辛い現実があるだけなのだ。でもそれはやっぱり間違っているわけで、明日を生きることから逃げちゃいけないんだと。諦めた人間が見る夢は夢じゃねーんだと。これが、八戒の食欲や悟浄の肉欲の場合は素直にそう思えるんだけど、でも歩けない人にとってはそんな簡単なことでもないだろう・・・とか思ってしまったりして、ちょっと何こんなこと考えてんの俺ってば。これってコントじゃねーのかよ、話違うんですけど。しかも1.2話の悪役と違って獏念さんはそれほど悪い人じゃないっぽくて、だからこそなのか、予算の都合なのか、雑魚の皆さんに別の仕事があったのか、戦闘シーンしょぼすぎ安っぽすぎ下手すぎという声が聞こえたからなのか分かりませんが、獏念さんを痛めつけなかったんだよなぁ。・・・中途半端に内容があるコスプレドラマって一番どうしようもない気が・・・。内容的には3話>1.2話なんだけど、ずっとこの中途半端なレベルを保たれたらなんかイヤだ。

ラストシーンの映像がものっそい豪快でした。オーストラリアロケの賜物だろうか。あれはあれで大変な旅なんだ、ということが伝わってくるけれど、やっぱり金の使い方を間違ってると思う。
そして、おっしょーさんが語った猪八戒の過去「猪族の中で、1人だけ豚として生まれた」それ詳しく。