『花より男子』最終話

TOJの観客はちょっとやり過ぎだったけど、桜子も楓さんも最後はいいヤツになっちゃったりしちゃったけど(楓さんサングラスかけてる、かけてますよー)、あの夕焼けキスシーンでオールオッケーですよもう。確かにキスすら2度目の童貞なくせに、その美しい(上手そうな)キスはなんなんだー!だけどさ、あれが道明寺なのよね。決めるとこは決める男なのよ。土星のネックレスも道明寺クッキーも出たし(1個かよっ!)、綺麗に着地したなという感じ。面白かった。素直に面白かった。笑いタップリときめきタップリ涙ちょっぴり、毎週毎週F4にはキュンキュンさせていただきました。
始まる前は「ありえねーっつーの!」だったF4のキャスティングも終わってみれば愛着湧きまくり。西門さん役の松田翔太くんにずっぽりハマってしまい、番宣番組もチェックしまくったのですが、つくしも含めて5人がすごく仲よさそうで、そのチームワークのよさが回を追うごとにどんどん画面から溢れ出てた。完璧とはいえないけれど、充分に魅力あるF4になってました。
特に道明寺役の松本さんは最高でした。よくよく考えてみれば、漫画の道明寺って相当スーパーじゃないっすか。それに負けてないもん(身長以外)。特に良かったと思うのが、ナイーヴなとこ。自分勝手で意地悪の超俺様で、喧嘩は強くて女には一途、そしてアホ・・・ここまではもしかしたら他の人でも演じられるかもしれない。でも、ナイーヴという要素に関しては、松潤しか演じられなかったと思う。気合いれてパーマもかけたしな。もはやあの髪型じゃないと物足りないかも・・・。
そしてそして、西門さん。今期の収穫はなんといっても松田翔太。原作の西門さんの魅力を超えてましたよ。超えていいんだかわかんないけど。顔面レベルとモテオーラって、必ずしもイコールじゃないんだなぁと思った。
つくし役の井上真央ちゃんも良かった。原作ほど強くて逞しい女の子ではなかったけど、道明寺がつくしに宛てた手紙にあったように、優しさと真っ直ぐさを持つ女の子として描かれていて、可愛かった。


ホントかどうか分かりませんが、当初この枠は別のドラマを予定してたんだけど、急遽「花男」に変わったとのこと。それが本当ならば、準備期間は少なかっただろう。でも、それを補って余りある作り手側の「花より男子」に対する愛が詰まったいいドラマだったと思う。放送時間も制作時間も限られた中で、それでもこれもやりたいあれもやりたい、だってみんないいネタなんだもん!な原作のエピソードの拾い方と繋ぎ方は、愛がなきゃできませんよ。よく頑張ったと褒めてあげたい、そして有難うとお礼が言いたい。
続編、期待しちゃいます。