『野ブタ。をプロデュース』第7話

切ねぇ・・・。彰ったら切なすぎるわ。最初見た時はあちゃーリーダーやってもーたー!と思ったのに、今じゃもう毎週彰萌え萌え祭りですよ。久々に出た階段ひらひら降りなんてキター!って感じだったもん。愛らしくて愛らしくて・・・。
「俺、三人でいるときの野ブタが好き、大好きっ」←この「大好きっ」の言い方がもうありえねぇー程可愛いかった。ほんとに心の底から純粋に野ブタが好きなんだなぁって。
そんでもって
野ブターっ 好きだぁーっ。
野ブタの読んでる本が好きだ。
野ブタの歩いてる道が好きだ。
野ブタがいる屋上が好きだ。
野ブタのいる所は、全部好きだ。・・・大好きだ。
どうなのコレ。これはもはや愛だよ。でもこんなに想っているのに、ダメなんだよね。彰もまり子もそして野ブタも、相手のことが大好きだからこそその本心に気がついてしまうわけで、彰が野ブタ編集のビデオを捨ててしまおうとするシーンはすごく響いた。野ブタ花男・つくしバリのグーパンチと彰の「・・・やられちまった」は作る側の遊びを兼ねたテレ隠しかなぁと思ったのですがどうでしょう。そして、鼻血だしててもリーダーは美しかった・・・・・・。
修二に野ブタとどうなりたい?と聞かれた彰の答えが「結婚したい」で、いきなり結婚かよ!やっぱコイツアホだわー(笑 と思ったんだけど、お嫁においでだもんなぁ。彰の中の人がアイドルとして歌ってる時はむしろ聞き苦しい声だなぁと思うんだけど、お嫁においでは良かった。あの声がよかった。あと彰のマフラー可愛いなぁ・・・って彰の感想ばっかりだな。

今回の重要なポイントとして挙げられるのが、修二はこれまでダダをこねたことがないということ。外面がいいだけじゃなく、本来ならば素の自分を見せることが出来る場所であるはずの家庭内でも、ダダをこねていないことが判明。人とちゃんと向き合おうとしないのは、子供の頃からだったのか。仕事で不在がちの母親と仕事をしつつも家庭のことを1人でこなす父親を見て、ダダをこねて困らせてはいけない、ダダをこねて親から嫌われるのが怖いと思いながら育ったのだろうか(親はそんなつもりはないだろうけど)。諦めることに慣れちゃってるんだよね。でもそんな修二が野ブタにカメラの扱い方を教える為に撮った「自分の好きなもの」は「諦めること」について語る「人」だった。人気者の仮面の下にはクールな自分がいると、そう思っていたんだろうけど、実はその下に、人に嫌われたくないと思う寂しがりやな自分がいて、そのことを早くから見抜いていた野ブタであり、初めて自分の前で本音を吐露した修二を思わず抱きしめてしまったことで、野ブタも自分の気持ちに気がついたんだろう。そしてこの3人は、3人でいることが一番楽しくて自然でいられるのであって、これまでの微妙なバランスが壊れてしまった今では、これまでのようにはいかないことに気がついてしまったんだろうな。文化祭の準備でススキを取りに行った彰が言った「楽しいことって、あとになってみないとわかんないんじゃないかな。何年かしたら、あの頃は楽しかったなーって思いだすんかな。」って言葉を思い出すと、楽しい時間はあっという間に過ぎるよね、とちょっと哀しい気分になる。

大人になると、いろんなことをアッサリ諦められるようになって、求められる自分の役割を演じることになんの疑問も持たなくなってくる。それが本当の自分とは違っていたとしても、本当の自分とのギャップに悩んでる暇なんてないから。このドラマを見ていて切なくて胸が痛くなるのは、過ぎ去った日々の素敵さに、今更ながら気がつくからなんだろうなぁ。


来週は、原作に近いエピソードがありそうです。こうなったら全く違う方向に向かうのかなぁと思ってたので、ちょっとビックリ。そして黒幕の正体がついに明らかになりそう。その動機如何によっては、ドラマ全体の印象にも影響しかねないと思うので、なんというか、頑張って欲しいところ。