『1リットルの涙』第四話

オイオイオイオイ遥斗さんったらカッコよすぎじゃないっすか。さすが理想というか願望から生まれた人物だけあるな。錦戸さんは役に恵まれてます、ほんと。今回は遥斗が引きずる過去が描かれましたが、兄ちゃんと釣りにでかけてはしゃぐ遥斗可愛すぎ。まぁ帽子をちょっとだけ横にずらしてみたりしてやんちゃぶってみたって全くもって中学生には見えませんが・・・。「にいちゃ〜〜〜〜ん」←ここ猛烈リピート。兄の死を嘆き悲しむ父親の「どうして圭輔なんだっ・・・」という言葉が心の傷になってるんだな。父親としては「どうしてうちの子がこんな目に合わなくちゃならないんだ」という意味だろうけど、遥斗にとっては「どうして遥斗じゃなく、圭輔なんだ」という意味に聞こえたんだな可哀想に。遥斗が人格変わるほど兄の死を引きずってるということなので、例えば遥斗が無茶して川に流されそうになったところを助けようとして死んじゃったとか、事故なんだけど、遥斗が原因を作ったとかそういう感じなのかと思ってたんだけど、あれって普通に兄貴がどんくさかっただけ・・・じゃないだろうか。まぁ気がつかなかったってことで自分を責めてるんだろうけど、想像してたほど重い過去でもなかったな。
今回の遥斗さんは“偶然”なにかを知ることが多かったような。がんもの散歩中の亜湖ちゃんと“偶然”すれ違い、亜也が8月7日に動物園に行くことを知り、おそらくその相手であろうバスケ部の先輩が友達が亜也のことを話しているのを“偶然”耳にし、なぜか当日亜也の病室へ出むいたところにタイミングよく看護婦さんが現れ、先輩から電話があったことを遥斗の前で話す。・・・なんかちょっと都合いいなぁと思ってしまった。普通のドラマだったら“偶然”がなきゃ話は進まないし、ドラマに偶然はつきものだって分かってるんだけど、このドラマはちょっと特別なわけで、特に亜湖ちゃんが遥斗に7日・動物園というキーワードを伝えたりすることがなんかこう、都合良すぎでドラマっぽいなーと思ったわけです。ていうかドラマなんだけど。まぁ、遥斗絡みは100%フィクションなわけで、こういう役割を与えられて当然と言えば当然ですけど。このシーンで一瞬、亜湖ちゃんは遥斗に好意を抱くようになるのかなぁなんて思ったんだけど、恋愛感情というよりかは共に出来のいい兄・姉を持ったもの同士、共感できる仲間みたいな関係になるのかな。お互いに、亜也のことを含め相談し合える仲間みたいな感じで。遥斗は履歴を見た時点で亜也の病気を知ってしまったのかと思ったら、なんかまだ分かってなかったみたいですね。水野先生の経歴で病気を確信するという描写は、遥斗の父親と同じ病院に勤めてるという設定を丁寧に拾ってて、なるほどねと思った。亜湖ちゃんに対しては引っ張るなー。あんな倒れ方した姉ちゃん見て、何も思わないはずないんだから、来週では亜湖ちゃんも知ることになるのかな。来週と言えば、遥斗と水野先生の絡みがあるみたいで、肯定的なのか否定的なのか、どんな絡みになるのか楽しみ(って言い方は不謹慎になるんだろうか・・・でもドラマだし)。

今週で先輩の出番はほぼ終了って感じですかね。遥斗があまりにもカッコいいもんで、先輩の酷さ(ビジュアルも含め)が目立ってしまいましたが、でもあれってリアルだと思う。勿論、好きだとは思ってるんだろうけど、あの年頃の男の恋愛感情なんてほぼ性欲から発生してるようなもんなわけで、よーし、花火終わったらキスしちゃうぞー!ってな意気込みでいたら、突然公衆の面前、それも学校の友達(これもまたその場に“偶然”友達が居過ぎ)がわんさかいる中であんな倒れ方された上に顔面からダラダラ血流されたらドン引きするだろうなぁと。ま、問題はその後、約束をキャンセルするつもりだったらもっと早く連絡しろっての!電話で済まそうとするなっての!ってとこなんだけどね。つーかバスケやってるぐらいなら、ぶっ倒れそうになってる女ぐらい支えろよと。


いろいろ書きましたが、これだけは言わなくては。がんも成長はやっ!