劇団演技者。『家が遠い』第1話 原作・脚本 前田司郎(五反田団)

普通だったらすっごく楽しみなところなんだけど、ニウスさんの年少3人組+子豚が座長ということで、見る前は期待1割不安9割。てっきり高校生かと思ってたら、中学生なんですね、この子ら。うっほほーい、草野(木田)の制服姿カワエエのーう。つーかマッスー(久米)が中学生って無理ありすぎ。どうやら手越(トミー)はヘンテコキャラらしく、寝そべったまま虚空を睨んだりまどろんだり。よくあることみたいで、マッスーと草野は余裕で無駄話。そこへやって来るのが喋らなければ男前のシゲ(小島)。階段に腰掛けてエロ話をする3人・・・・・・顔黒っ!!光の加減かもしれないけど、3人揃って真っ黒テッカテカなんですけど。
「OLがメシを食ってるビデオ」について熱く語る草野の口調がリアル。「OL身体測定」といい、大人の女に憧れる年頃か!?なんというか、そこはかとなく馬鹿な自然児、そしてエロな役柄が草野にピッタリで、なかなか自然に演じてました。一安心。ビズ的には肌荒れまくりだけど・・・。
マッスーはバンドやりたい少年だそうで、マッスーとバンドってものっそい似合わない。ドラムの押し付け合いをしてましたが、オメーがドラムやれっての!!!しかも歌も歌うとか言っちゃって、子豚のクセに生意気だっつの。マッスーが作ったという曲には大爆笑!「ベーゼ」て!!!いやーあれフルで聞きたいわ。DVD化のあかつきにはぜひとも特典で。それから「コンベンチレーション」を連発してまして、見ながら俺も「コンベンチレーション・・・?」って思ってたら意味は「やる気」って・・・・・・ちょ、おまそれモチベーションじゃねーの?めっさアホだー。誰か訂正しろってば(しない2人もアホってことなんだけど)。セリフのカツゼツも悪くないし、マッスーもそこそこ・・・なんだけど、やっぱ中学生には見えないなぁ。髪の毛黒くすればちょっとはマシかもしれないけど、まぁジャニドラマだからな。
シゲは相変わらず大根っぷりを遺憾なく発揮。どうやらシゲだけはクラスに高山さんという彼女がいるらしい。中学であのルックスだったらモテるだろうな。マッスーと2人で「イッツモクサイ、イッツモクサイ」ってやってたけど、あれ何なんだ?公式を見てみたら“クラスメイトの高山さんのことはどうするのかと問われた小島は、「いっつも臭い」というおどけギャグでごまかした”って書いてあって、イッツモクサイがいっつも臭いなのは分かったけど、ギャグ言われても・・・。
手越はセリフ一切ナシ。ボーっと寝てるだけなんだけど、途中で草野にエロビデオ返せー!言われてキレたのか、突如目潰し!!!なんだコイツ!?前にディビジョン1でやってた気持ち悪い中学生を思い出しました。ニウスさんの中ではキラキラアイドルやってるのに、こういう役ばっかり(主演映画も原作では結構陰に篭るタイプ)与えられる手越って・・・。

話としては、へんな友達を持つ中学生がダラダラとアホみたいな話をしてるってだけなんだけど、ラストでトミーがどこかへ歩いてったので、次回はちょっと展開しそう。4人の他にトミーの姉(水川あさみ)が登場するし、トミーの家だけ家庭環境がさりげなく言及されてるのが伏線なんだろうな。公式では“家族と向き合えない、でも1人でいたくないという10代のデリケートな心を描く”とありますが、1話ではそこらへんは全く感じられなかった。ただ、さすがにニウスさんとして2年一緒に行動してるだけあって、セリフを喋ってるんだけど、それでも会話の間とかテンポとか表情なんかは素というか自然な感じだったんで、まぁアリだなと。
今から総集編が楽しみでございます。