『スローダンス』

無理ー。痛くて見てらんない。
曲がり角は見てないけど、anegoは大丈夫だった。負け犬ドラマとか言っても、スーツにヒールの高い靴はいてる商社勤務のOLなんて、俺を含めて俺の周りに知り合いとしても一人もいないし、当然しゃべったこともないし、ドラマの世界だなーとまぁ醒めた目線で見れたわけですよ。だから全然大丈夫だったの。でもこれは無理。この深津さんは無理っす。だってほとんど俺なんだもん。そりゃーカワイさは違うけどさ、なんつーか服の趣味とかテンションとか考え方とかさ、他人事じゃない臭プンプンなんですもの・・・。オイ31歳、ハーフパンツをそんな風に着こなすなよ!とかさ、男とディナーするのに、一歩間違ったらおばちゃんなカーディガン羽織るんじゃねーよ、肩だせ肩を!!とか思うんだけど、でもよーく考えたら俺もあんな感じなわけで、横でヒロスエがガンガン肩だしまくってるのと対象的。ああやって横に若い女がいると肩(つーか二の腕)出しにくいのよね・・・。つーか、どういうタイプのショップなのかよくわかんなかったんだけど、深津さん店長には見えません。それから、若い男と飲んだりすると無駄にテンション上げちゃったり(上がるんじゃないの、上げるの)とか、意識して粗末に扱っちゃったりとか。まぁさすがにほとんど知り合いレベルの男にいきなり自分の恋愛話したり、そいつの前で泣いたりはしないけど。あと家政婦扱いもイヤでミセスブランドもイヤってのとか、うわーすっげー分かる・・・って感じなんですよ。家政婦だろうがなんだろうが商社マンの嫁として外国生活できるならなんだってやるわ!って程勢いも焦りもなくて、それなら仕事頑張っとこうかなーとは思うんだけど、仕事の内容がどうこうよりもイメージ的にミセスは嫌、と。そんでもって、深津さん演じる衣咲って女がどっからどーみてもヒステリックでヤな女で、あー俺もこんなんなんだなぁと思うとちょっと鬱入りました。
ストーリーもいつの時代の話よ?ってぐらい古くさいというかなんというか、これが月9なのかなぁ、たまたま出会ってあれよあれよという間に普通に飲むようになって(衣咲が田中圭くん演じる幸平の工場にいるとこなんて唐突すぎ。いつの間にそんな仲良くなったんだよ)、ここぞというときにはいつもその男が傍にいる・・・んなわけねーっつんだよ。教習中に成田まで行っちゃうってのも、それに対して「次から気をつけて」の一言で済んじゃうってのも、仕事舐めてね?と思ってしまう。夢を追うのも夢を諦めて鬱屈するのもいいけどさ、仕事には責任持ってよと。そこにこれからラブが絡むわけでしょ。めっさ痒い。いくら田中圭くんがかわいくても無理だ。というか田中圭くんはツマブーや西野と同級には見えなさ過ぎる。どう見てもツマブーの弟だ。ツマブーの兄弟と言えば、フジッキーが少々キモイ。ああいうセリフ少な目で謎っぽい役をやらせれば間違いないフジッキーではありますが、少々ビジュアル劣化気味かも。そしてあきらかにピークが去った感のある主要人物の中で、最も劣化が激しいのがツマブーかと。だからデコをだすな。ヒロスエも可愛いことは可愛いんだけど、やはりチラつく「子供いるんだよなー」の思い。これが復帰作なんでまだそういう風に思うのは尚早だと思うけど、果たして出産がプラスになっているのかどうか・・・。その点、何気によさそげなのが孝太郎さん。ヒロスエにいいように使われる好青年役っぽいですが、あら?結構イイかも。西野と蝦ちゃんは数合わせとしちゃあんなもんだろ。トップの4人に釣られて一瞬豪華に見えるキャスティングですが、やっぱり脇のしょぼい感は否めないな。そんな脇役の中で、抜群の破壊力を見せ付けてくれたのがめざましどようびの麻央ちゃん。いやー凄かった。凄いとしか言いようがないっす。何を狙ってのキャスティングだか知りませんが、この先どれだけ麻央ちゃんの出番あるかどうかがある意味このドラマの鍵だと思う。マジそれぐらいの破壊力。


文句(というより自分語り)ばーっかりですが、来週も普通に感想書きそうな俺です・・・イタッ。