『汚れた舌』最終話

あー、とうとう終わってしまいました。ハッピーエンドの最終回になることは覚悟してたけど、1時間ずーっと牧子の説教を聴かされていたかのような疲労感につつまれました。
軸は分かった。軸はもう分かったから!!
結婚してようがしてなかろうが、自分の中に軸を持っているシャキっとした女になりなさい、という主張は確かに頷ける。それはいいんだけど、えーっと「舌」は?舌はどーなっちゃったわけ?終わってみれば残ったのは「舌」じゃなくて「軸」なんですけど・・・。
登場人物全員前向きに生きる、自立に向かって踏み出す、それはいいけどさー、牧子ドラマでは珍しく殉職された千夏母の存在があまりにも不憫ではなかろうか。最終回の中で全く触れられなかったような気がするんだけど。強引に力技で四方八方ハッピーエンドにしてしまうのが牧子ドラマなんで、最後に千夏母が残した手紙とか出てきちゃうのかなーなんて思ってたんですけど、何にもなかった。千夏母だけが恨みの海の中で死んでいったまま。それって酷くないですか?毎週キーキー言ってるときは、このオバサンほんとウザいわーと思ったけど、やっぱり千夏母にも愛着があったんだな。
弘子さんは結局、非情になりきれない人なのかなぁと思ったんだけど、万札広げてニマニマな弘子さんを見て安心いたしました。ペルシャ猫を働かせて、野良猫の自分は悠々自適の生活だもんね。家を出て杏梨に一発ドカンと復讐するよりも、これから先もずーっとずーっといびり続ける方が楽しいし。やっぱり弘子さんは最後まで弘子さんでございました。
そしてみっちゃん。
もうみっちゃんに会えないのかよー。
金沢の町を歩くみっちゃんがかわいいのなんのって。白川にいきなりタメ口のみっちゃんもかわいいのなんのって。最後に北海道で土にまみれるみっちゃんが見たかったよ。ていうよりも、やっぱりみっちゃんのエロスが見たかったんだよー!!!実は光哉のエロを一番期待してました・・・。
そいえば、始まる前は過激なエロシーンも見所とかって煽ってた気がするんだけど、まったくもってエロくなかったなぁ。目隠しプレイエロっ!!とか言う気満々だったのに。大体、耕平と千夏ベロチューしないってどういうこと?お前らは小学生ですか?ま、加藤なんで、それほど見たくもないしいいけどね。
幻のオープニングと弘子さんのエマニエル椅子のおかげで、過剰な期待を抱きまくった3ヶ月でございました。
あまりにも爽やかな終わり方だったもんで、その後の『女系家族』の宣伝にガッツリ食いついてしまいました。完璧に思うツボ。