古川 日出男『ボディ・アンド・ソウル』

ボディ・アンド・ソウル

ボディ・アンド・ソウル

・・・・・・・・・むむむー、これをどうしろってんだよ。どう読めってんだよ。内容の紹介とか全くもってできないね。超衝撃作、あたしにとっては。読みながら、自分の立位置?立居地?そういうのが分からなくなりそうで不安だった。それも上下に。精神で脳で心でビビビビッと分かる瞬間があったりするんだけど、瞬間なのね。するりと逃げてしまうのね。読書という行為をした後で、書かれている文章の内容や意味なんかを、本当の意味で理解したいと思うことは(あるジャンルを除いて)基本的には、ない。それは誤読してるよなどと言われようと、あたしにはあたしの受けとめ方があるのだからそれでいいじゃない?そう思っている。でも、この本に対しては猛烈に理解したい欲がふつふつどころかぐらぐらと沸き起こっているのです。分かりたい、解りたいの!って壁叩きたいぐらい。誰か教えてください。
とまぁ感想なんだかなんかの主張なんだかよく分からないことになってますが、終盤で出てくる『一九八〇年代のスプラッター映画のブームとロック界におけるパンクおよびニューウェイブムーブメントの相似』は必読だと思った。多分チャチャっと書いたんだと思うけど、なんか頷いちゃった。ここ読んだだけでもこの本読んで良かったな〜と思った。あと、あたしが最後の一匹だ、ベイビー。 って相当カッコイイんですけど。どこらへんが?と聞かれると答えられないけど。あと装丁もグー。