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で、内容ですけど、ミステリとしてはともかく青春小説と思えばそこそこ。それぞれ8人の背景を丁寧に書いているので、浮き彫りになる悩みだったりちょっとした苦しみだったりは理解できるし、誰かしらに感情移入できる・・・のかな。あと恋愛感情とかね。若い読者には受け入れやすいところがあるんじゃないかな。めっきり大人になっちゃったあたしは全然ダメだけど。作者が女だけあって、女子チームのパートに出てくる陰口だったり、告げ口だったりあと原因もなく険悪になるとかね、そういうところはリアルでした。それから、最初にいなくなる3人まではホラー的な描写でこれもなかなか。全部こんなだったらよかったんだけどな。肝心の自殺したのは誰かという謎は、まぁ思った通りだなと。どっちかだろうなぁと思った二人のかたっぽでした。動機もこっちだとしたらそれに近いようなことなんだろうなぁとは思ったし。ただ榊=菅原ってのは、全然考えてなかったから驚いた。読み返してみるといろいろ伏線あったのにな。ホストの頭の中だから、先生が生徒だったらよかったのにという願いもかなうってのはなんだよそりゃって感じだけど。まぁ、メフィスト賞ですから。デビュー作ですから。好きか嫌いかというと好みじゃないってところで、アリかナシかと言えばまぁ、アリなんじゃん?ってところですかね。どっちだよ。あーいっぱい書いちゃった。