京極 夏彦『百器徒然袋 風』

百器徒然袋 風 (講談社ノベルス)

百器徒然袋 風 (講談社ノベルス)

もったいないので、ちびちび読みました。実は本編よりも好きなこのシリーズ。なぜならば私は益田担(ジャニーズ風)だからです。担当決めまでする必要はないんですけどでもいいの。カマオロカ担なの。そういうもんなの。で、いきなり「にゃんこ」はどうかと思った。にゃんことか普通言わない。恐るべし中年男。京極が軽くドモってるっていうか、はっきりしない喋り方なのが気になった。ていうか沼上君登場が嬉しすぎ。なんか、フッツーに馴染んでるし。それから、ぐぅの音も出ないだろう→「ぐぅ」のやりとりはスゴすぎ。恐るべし中年男。なんとなく、京極堂のフットワークが軽すぎるように思えてなりませんが、まいっか。本島君が、読み手のツッコミそのまんまな脳内ツッコミを入れてくれるようになりましたね〜。ほとんど同一化。ここまで仲間入りしちゃうと、本編でも中野にきたついでに巻き込まれちゃったーってなこともありそう。最後のエピソードはすごく暖かい風が吹いた。エノさんはやっぱ神ですよ。