阿部 和重『シンセミア』

シンセミア(上)

シンセミア(上)

シンセミア(下)

シンセミア(下)


んー、んー、んーなんじゃこりゃ。かなりの枚数を費やして、持ち上げて持ち上げて持ち上げて・・・投げたー!しかも投げっぱなし!!って感じ。気持ち悪い心意気、気持ち悪い熱狂。でも好き。この作者独特の、読んでいて実際に眩暈がするようなトリップ感はない。その分とっつきやすいかもしれない。主な登場人物の欄を見て萎えるだろうけど。装丁を見て母は「綺麗な本だね」と言っていたが、ページをめくると太字で「フィスト・ファック」とか書いてある本ですよ。ごめん母。