デビューから25年、
今野敏の集大成!渾身の書き下ろし長編。横浜、池袋、下高井戸・・・非行少年が次々と一瞬のうちに殺された。いずれの犯行も被害者は三人組で、外傷はまったく見られないという共通点が。一体誰が?何のために?事件に挑むは、
飛鳥時代の霊能力者で鬼を自在に使ったといわれる「
役小角」が転生した高校生を要する神奈川県警少年課チーム、
大和朝廷以前からの歴史あるお祓い師要する警視庁少年犯罪課チーム、そして殺人技を持つ古武道を極めた整体師要する警視庁捜査一課チーム。わはははは、超くだらねー!(褒めてます)著者の好きなものを思いっきりぶっこんでみましたって感じ。こういうのを出版できてしまうとは、
今野敏ってすごい人なんだな(褒めてます)。この3チームがそれぞれ反発しあって捜査すると思うでしょうが、めちゃめちゃ協力しあっちゃうんですよ。それぞれめちゃめちゃ濃いい刑事なのに、すんなりオカルトを受け入れて協力しあっちゃうの。やー、おもしろい。ほんとくだらなすぎて笑っちゃうのですが、結局何が書きたかったのかな〜と素に戻った時ガックリくる感じ。こういうのすごい好きです。