黒川博行 『雨に殺せば』

黒マメシリーズ第2弾。ありがとう創元!という感謝の気持ちでいっぱいです。よくぞ文庫化してくださいましたって感じ。1985年に刊行されたものですよ。全く色あせてないです!黒川作品は河内弁?の会話がとにかく最高なのですが、現金輸送車を襲って一億数千万を強奪、銀行員は射殺、日本画壇と金融システムの裏側に仕組まれた連続殺人事件!ということで内容も素晴らしくラストの犯人にはちょっとびっくりしてしまいましたよ。全く忘れてた人だったんで。やっぱり黒川作品最高です。刑事に知り合いなんていないけど、登場人物にリアリティがあると思います。だってそんなかっこいい刑事ばっかりなわけないもん。解説に2chの黒川スレの事があってちょっと笑いました。