雫井 脩介『互換性の王子』

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互換性の王子作者:雫井 脩介文藝春秋Amazon 順風満帆な御曹司の前に突如現れ、入れ替わろうとした異母兄。 「奪われたものは、奪い返さなければ」という書かれた帯がついてるもんでサスペンスだろうと思ったし、読み始めてすぐ主人公(弟)が別荘の地下室に…

『くるり~誰が私と恋をした?~』

番宣等で頭にネット包帯装着しためるるが目を覚ますカットを目にしてて、どんないきさつで頭にネット被ることになるのだろうと思ってたんだけど、うさぎの着ぐるみに追いかけられて?逃げる途中で誰かに連絡しようとしていた?ところで風船が割れた音にびっ…

『爆上戦隊ブンブンジャー』バクアゲ6「シロとクロ」

いや日曜の朝からトイレの水ぶっかけんなよ・・・・・・ってのはそれとして、わたし今年も青かなと思ってたんだけど、シャーシロがビジネスクールであることが判明したからというわけではありませんが(いやそれもあるけど、あるけど!)青じゃなかった。 わ…

『Destiny』

女子高生広瀬アリスも厳しかったけど、このドラマの仲良し五人組大学生も相当キツイな(笑)。 これが現在四十代ならば若い役者にやらせるだろうけどどちらも現在は三十代で学生時代から十数年の時間経過であることに加えて、アリスのほうはゴードンが意識不…

『光る君へ』第14回「星落ちてなお」

道兼おまえというやつは・・・・・・・・・(クソデカため息) こうなってみると、なんでまひろの母親を殺しちゃったかなーと考えてしまうな。 だって殺人という行為がこれほど忌み嫌われてるんだぜ?そのことを貴族として生まれ育った道兼が知らないってこ…

『95』

わたしこの原作を結構前に読んだ記憶があるんだけど、なんか違和感あるなと思いつつ、初回は中川大志の圧勝であった。で、見終わったあと感想書いてないかな?と思って検索したら、書いてた!でかしたわたし!。 37歳のQが母校の生徒の取材を受けるという設…

『366日』

HYの「366日」を下敷き?モチーフ?にしたオリジナル脚本だということは知ってますが、その「366日」という曲は♪こわい~くら~い おぼえてい~る~ って曲でしょ?というぐらいしか知りません。歌詞はほぼ知らんってかそこしか知らん。なのでどんな感じの話…

阿津川 辰海『黄土館の殺人』

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黄土館の殺人 (講談社タイガ)作者:阿津川 辰海講談社Amazonクローズド・サークルとなった館を舞台とする紅蓮館、蒼海館に続くシリーズ作品であることは理解してましたが、このシリーズが「館四重奏」と名付けられていて、「地水火風」の四元素になぞらえて形…

『ACMA:GAME』

なんだかんだで最後まで見るとは思うけど、正直退屈な初回であった。 なんで退屈なのかは明白で、間宮祥太朗演じる主人公が冷静沈着キャラだから。 この手の話は顔には出さずとも心のなかはテンション高めの狂人主人公じゃないと白けちゃうんだよね、わたし…

『季節のない街』

山本周五郎の「季節のない街」も、それを黒澤明が映画化した「どですかでん」も、まったく知らずに見たわたしの初回感想。 深夜ドラマのスケールじゃねえぞ! マジでなにも知らずに録画予約を入れたんで(池松くん主演という情報だけが予約の理由)、濃密な…

『爆上戦隊ブンブンジャー』バクアゲ5「警察屋はくじけない」

軍平兄さんのイメージに引っ張られてか錠は大也たちより年上のつもりで見てたんで、「後輩キャラ」であることに驚いた。 そして警察官としてではなくISAとブンブンジャーの連絡係として関わることになったわけだから制服を脱ぐのは当然として、なんだその私…

黒川 博行『悪逆』

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悪逆作者:黒川 博行朝日新聞出版Amazon 詐欺や新興宗教で私腹を肥やす悪人たちから財産を奪い殺す連続強盗殺人事件を追う刑事たちを描く警察小説で、そこまではいつもの黒川作品なんだけど、今作の特徴はメインの刑事コンビが即席コンビ(捜査一課の刑事と所…

『光る君へ』第13回「進むべき道」

まひろが妾の話を断るタイミングを間違えたせいで道長は倫子様のモノになってしまいました というだけだった前回に続き、今回は三浦翔平と高畑充希の兄妹が登場というトピックがありつつ「兼家、ボケる(正気のタイミングで守るのは「家」だと道長に説く)」…

井上 真偽『ぎんなみ商店街の事件簿』

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ぎんなみ商店街の事件簿 Brother編: Brother編作者:井上 真偽小学館Amazonぎんなみ商店街の事件簿 Sister編: Sister編作者:井上 真偽小学館AmazonBROTHER編(四兄弟)とSISTER編(三姉妹)ともにタイトル通り商店街で起きた3つの事件を推理して解決するんだ…

『不適切にもほどがある!』最終話

佐高くんというスポンサーを得た井上が手掘りで「どこへでも行けるタイムトンネル」を発見?開発?したことで、どの時代にだっていけるし、そこには時代時代の価値観があって、いいところも悪いところもあるけど「寛容になろうよ」という、市郎と純子の運命…

『大奥』最終話

最終回開始早々で上様がお亡くなりになってしまうとは・・・。 自分を謀り続けた田沼を放逐したのに、病に倒れた自分に変わって国を守ってくれと頼めるのは田沼しかいないだなんて、上様の人生ってなんだったんだろうな・・・。 その田沼は「上様からの最後…

『COME FROM AWAY』@日生劇場

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いやあ・・・すごかった。すごかったしか出てこない。 脚本演出曲役者、すべてがかんっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっぺき。 12人の役者が目まぐるしく役を変えシンプルなセットを自ら動かし流れるように場面を転換する脚本を、誰かひとり…

『厨房のありす』最終話

横領も放火殺人も分かりやすくゲス化した誠士にすべておっかぶせて片付けちゃうのはさすがに作劇が荒すぎだろ。 ていうか実の父親のことを知ってしまったらありすがそっちを選ぶかもしれないと思うと怖かったという気持ちはわからんでもないけどさ、でも事は…

『爆上戦隊ブンブンジャー』バクアゲ4「ヒーローを呼ぶ声」

ブンブンジャーは大也の私設戦隊ではあるけど(親の遺産などではなく「若くして莫大な財を築いた資産家」なのか。「T.HANDOU」と書かれた大也の自宅の表札は「タイヤ・ハンドウ」で確定と)、人々から「助けて」と呼ばれれば問答無用で駆けつけハシリヤンを…

『闇バイト家族』最終話

わたし「D」って個人だと思って見てたんですよね、ずっと。 決して警察に尻尾をつかませない闇社会の帝王的な、そんな存在のつもりで見てたんで、組織名であったことが最終回で明確となり、なんというか・・・「思ってたんと違う・・・」的な、なんとも言え…

『光る君へ』第12回「思いの果て」

毎回書いてる気がするけど、今回の体感時間の短さは尋常じゃなかった。実質28分の戦隊よりも短く感じたんだけど。 まあな、藤原頼忠が公任に「道隆より道兼」と告げ引退宣言したり、兼家に復讐心を抱く源明子が道長の“世話になる”ことになったり、為時の妾の…

『不適切にもほどがある!』第9話

親子で振られるムッチ先輩&秋津のBGMとして流れるOne more time.Ome more chance(唄:小川市郎)めちゃめちゃうまかったけど、この歌って昭和なの!? とあわてて確認したら1997年発売でホッとした・・・昭和だったらわたしの認識ってか感覚がズレてるどこ…

『めぐる未来』最終話

再三にわたってのめぐる殺しに日南殺し、そして未来母殺しはぜんぶ「チャラ」かー。 未来が自殺を止めなければ=兄妹の母親による父親殺しを見逃せば兄妹の襷未来に対する憎しみはなくなるわけで、前回の感想で「一番丸く収まるのは兄妹の父親を助けた瞬間に…

『大奥』第10話

いやいやいやいや、異父兄弟で全く同じ顔はないやろ(笑)。 とは思うけど、上様がれっきとした「徳川の血筋」であることが明らかになってよかったー。 まあ家重クズだし、そのクズの血が流れてるってのはどうなん?とも思うけど、そこはやっぱり「徳川の血…

『爆上戦隊ブンブンジャー』バクアゲ3「運転屋が止まらない」

その回のメインストーリーの背後で大也とブンブンは日々「夢」をかなえるための作業を行ってるという描写をちゃんと入れるみたいだし、戦隊側も敵側もキャラの解像度が着実に上がっていく作劇がとても楽しい&気持ちがいいんだけど、今回の苦魔獣に切られて…

『仮面ライダーガッチャード』第27話「ガッチャ!クロスホッパー!」

「おかえり、ミナト先輩」 いい最終回だった。マジで。

『厨房のありす』第9話

ありすの父親が誠士であると明かされたけど、話が進まなくてもどかしい。 ていうか、俺たちの岡部たかしが出てきた途端一気にシリアスに傾いたってか今回ありす店開いてなくね?。本当にありすの父親が誠士であるならば、蒔子が誠士に向かって「母親っぽいこ…

『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』最終話

なにひとつ驚きのない予想通りの最終回でしたが最後に演奏したのはどこなのよ・・・。 シュナイダー先生が危篤で一刻も早くドイツに行かねば死に目に会えないかもしれないとかならこの展開でもわかるんだけど、とりあえず電話を掛けてこれるぐらいの容態では…

呉 勝浩『Q』

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Q作者:呉 勝浩小学館Amazon本の感想は自分のための備忘録として書いているので、なるべくあらすじや物語の始まりを書き残しておくようにしているのですが、この作品はそれが書けない。数行でまとめることなどできない。新型コロナウイルスによって世界が混乱…

『新空港占拠』最終話

やっぱり山猫は武蔵姉だった・・・のはまあ予想通りなんだけど、空港を占拠すること自体が本来の目的のためのブラフだった、という作劇はちょっと驚いたかな(あと宇和島とCAが人質にされ続けてるのはなんでなんだ?と最終回まで考え続けたのに「運転席に座…