『青のSP-学校内警察・嶋田隆平-』第8話

三枝が止めなかったらこれ校長を殺してただろ・・・。嶋田が校長の腕にぶっ刺したハサミを浅村が拾うカットがあったのは「嶋田さんを殺人犯にさせるわけにはいかない」と嶋田の背中とか足を刺して動きを止めるためとしか思えなかったのに、「やめてー」と叫んでるだけってこのひとほんっとに無能すぎて呆れ通り越して笑えてくるわ。
てかドア全開で怒鳴り合ってるってのにすぐ隣の職員室から誰も様子を見に来ないのは誰もいないからかと思ったのに(浅村だけいる理由は知らん)、校長が連行されるときに雁首揃えて遠巻きに見てるわ生徒も普通にいるわでほんとなんなのこの学校w。

で、ついに「小川香里の自転車に細工した実行犯」を特定し、さらにその「首謀者」までたどり着いたわけですが、何かのためにとやりとりを録音する高校生の用意周到さはさておき、嶋田VS校長はなかなかに見ごたえのある戦いであった。
警察の制服姿の藤原竜也に腹にドスドスドスと三発ガチパンチ入れられる鼻血を流す高橋克実は民放の連ドラではちょっとお目にかかれない迫力だった。それを見ながら藤原竜也が日本版ジャックバウアーでもよかったのではないか?と思ったわ。いや竜也にはそんな企画に関わってほしくはないですけども。

藤原竜也高橋克実と言えばわたしのなかでは「シレンとラギ」という舞台作品でして、あのときはマジでかっこよかったんだよなぁ・・・高橋克実が。藤原竜也を見に行ったはずが高橋克実に堕とされるという不思議な体験をしたことを思い出しました。あれもう9年前になるのか・・・。

しかしこれ、三枝が「暴行について先輩にも話を聞く必要がある」っつってたし、あの時点では逮捕状がなかった(持ってなかった)のに手錠を掛けたところまではもみ消せるとしてもハサミで刺したことは問題になるだろう。相手が暴れたわけでもなく一方的な暴力だし、ていうか思いっきり私怨だし、子供であろうが罪を犯せば容赦なく逮捕すると豪語した嶋田が自分のやったことに対してどう責任を取るつもりなのかと思ったら次回も変わらずスクポリやっててなんだかなーではある。まあ前回のコンビニ強盗やらかした子が普通に教室にいるようなドラマなんですがw。

ていうか、レーザーポインター事件を調べてたら1年前に野球部員が交通事故に遭ってたことを知り、その理由・真相が先輩による後輩いじめであったことが解ったってんでそいつのところに向かったら、ちょうどそのタイミングで三枝が連絡してきた香里と浅村のやり取り音声を自分に送ってきた奴が目の前にいたってな流れだったけど、そこで嶋田さんの「香里を殺した奴をぶっ殺す」スイッチが入ってしまったことはわかるというか、嶋田さんが“そういう人間”であることはこれまでで理解できてるんで嶋田さんの動きとしてはまあわかるんだけどさ、黒岩だっけ?病院にまで来てケガしてる足を踏みつけるというしごきやいじめなどではなく完全に暴行と恐喝ですなクソ野球部OBが放置ってのが気に入らない。「殺すぞ」は立派な脅迫でしょうよ。警察として今更なにもできないのだとしても、なんらかの制裁、報いを受けさせなきゃ気が済まないわ。

それと、なんだかんだで「いい先生」という描写だった阿部だけど、部活が終わったあとで先輩が後輩にああいうタイプのいじめをするってのは阿部の指導方針にも問題があったと思うんだよね。阿部の気合いだ根性だ精神が後輩にこういうことを“してもいいんだ”と思わせてしまったところはあるのではないかと。


ワイヤー切断の経緯、それにかかわった人間は判明したもののまだなにか隠されていると考える嶋田さんですが、『真相・真実』がなんであれ予告で図書館?の本棚の隙間から女子生徒(涌井)をじとーっと見てるのはストーカー呼ばわりされても仕方がないと思いました(笑)。