『麒麟がくる』第18回「越前へ」

ねえちょっと・・・安藤政信柴田勝家かっこよすぎません・・・?
勝家ってやっぱ「鬼柴田」でゴリラマッチョのイメージだし、そうではないとしても勝家に「美形」要素って皆無だと思うのよね。そのイメージは信長の家臣になってからのものが主であるということを差し引いても、少なくともわたしの記憶のなかに(人間性ではなく純粋に見た目の話として)イケメン勝家はいない。

で、なにこの勝家。
信長が弟のことを「色白」だの「美形」だの言ってたけど、この作品の誰よりも美形なのは柴田勝家ってなにそれ。

・・・・・・登場した瞬間画面に膝でにじり寄って即チャプター入れたわ!!なにこのクッソイケメン!!!。
つーじゃこの顔で「権六」って!!この顔で「ごんろく」って!!!!!むしろGONROKU!!!!!!!。
本木道三が退場し、安藤勝家が登場する。世間的には本木道三の代わりはユースケ義景なのでしょうが、わたしの視点的には安藤権六です!!!。
ってなわけでこの先どれほどの出番があるかわかりませんが、とりあえず画面のなかに居てくれさえすればわたしは満足できるのでそこんところよろしく。

ユースケ義景は登場した瞬間からそれが朝倉っぽくはあるんだけど良くも3割悪くも7割で「ユースケ・サンタマリアだな・・・」という印象でしたが、金をくれてやろうぞ!困ってんだろ?とせっかく言ってやったというのに断った十兵衛が辞去したあと、その十兵衛が座ってたところを執拗に拭き掃除させてんのを見た瞬間、良くも6割悪くも4割になりました。だってなんだっけ?「もっとこう、えぐるように拭こう」とか言ってたわよね?w。あの状況で美濃から逃げこんできたわけだからそれなりに汚れてるのはわかるけど、それにしたってどんだけばい菌扱いしてんねんとw、このボソッと一言で結構好き度が上がったわw。

そして今回を見て「この信長」ならば髑髏盃を発案しても不思議じゃない、いやむしろやりそう!やるだろ!と思えてしまったわけで・・・。

弟を問答無用で殺すのではなく、長年の鬱屈を正直にぶつけ、だから「殺す」のだと、そのために呼んだのだと無慈悲に語り、それに対して「自分も兄上がいなければと思っていた」と返した弟に「俺たちは似ている」と、だから「兄上のために取り寄せたという霊験あらたかな水を飲め」と迫る信長は相変わらず闇広よなぁ・・・。
仮病を使って弟をおびき寄せるのは兄・高政が弟たちを殺した時にやったことと同じことをしてやろうという帰蝶の策略だとわたしは解釈するけど、さすがにそこで「美濃から取り寄せた水」を持ってくることまでは予想してなかったと思うの。まあ、父・利政が元夫・頼純を毒殺したこともあるから可能性としてゼロではないだろうけど、ここで「毒入り水」を持ってくるとか言ってしまえばバカのすることじゃん?(誰かに毒入り水を持たされたのだとしたら、持たせたのは母親である土田御前だったりして・・・)(あ、でも権六と信長は“通じてる”わけで、毒入り水の発案は権六で、それに信勝が乗らないなら良し、乗った時点でアウトってことかも?)。だからこれがほんとうにただの水であるならば、つまり「この場で自分の命を狙うようなことをしなければ」信長はもう一度弟を許したのではないかと思うのだけど、「じゃあこの水をお前が飲め」に対する反応で弟の企みが、目的がわかってしまった。

「顔を見てどうする?」「顔を見て決めればいい」という帰蝶の言葉はこのことだったのかと。
力が抜けたような「そうかあ・・・」ってコレ、この「そうかあ」に信長の底なしの絶望が見えた気がした。

兄と弟がお互いに対し長年抱いてきた思いをぶつけあったことで、これからは力を合わせて尾張を守っていけるかもしれないと一瞬でも期待してしまったのだとしたら、それが信長のあの涙だとしたら、哀しいな。


伊呂波太夫近衛家の者であることが明らかになったけど、近衛家ってあれよね!?本郷奏多くんよね!??。
オノマチ伊呂波太夫と奏多くんの近衛前久が絡むとか今からクッソ楽しみすぎんだけど!!!(なのでぜったい最後まで予定通りきっちり放送してください!(念))。

義景の「(金を)くれてやろうぞ!」の申し出をクソ真面目に真正面から断ったことで伊呂波太夫的には「こいつダメだ(なんで帰蝶や藤孝はこんなやつを助けようとするのか)」という評価を下されてしまったっぽい十兵衛ですが、駒の恩人が父親であることを立ち聞きしたあと、なんでか突然始まった素振りの時の顔はやけにかっこよかったです。なんで突然素振り始めたのかマジでわかんなかったけどw。