『俺の話は長い』第9話 其の十七「トンカツと占い」其の十八「ラーメンとフリーマーケット」

ここまで見続けてきて満という人間のことはだいたいわかったつもりでいたけれど、自分が座った椅子に2時間前まで明日香が座ってたと聞くや否や飛び退って席を移った挙句「生霊ついてそうじゃん」と発言したことでクズ度がさらに最低ラインを超えやがったw。底なしかよコイツw。

でも光司が面接に通らなかったとわかったときもそう思ったけど、こういう奴こそ政治の世界で結構うまいことやるんじゃないかという気がする。春海の高校に進学せずラジオパーソナリティの勉強がしたい問題をあっという間に改心させたのとか(でも落合や上原(野球)の話で言いくるめようとした満に対し力士の話で完璧に言い返した春海はすごかったw)、解決じゃないんだけどその場を巧く治めることができる才能って、政治家向きじゃないかなーって。春海の進学問題を話し合うのは「今この瞬間」じゃなきゃならないわけじゃないんだから揚げたてのトンカツ食ってからでいいだろとも思ったけどw。

リフォームが終わり、同居生活の終わりが見えてきたことでラストに向けての流れができつつあるけど(もうそんなに飲みに来られなくなるからボトル飲んでいいよという光司の発言が寂しい)、明日香の「やれ」に占い師(というか満の父親なのかな?)の「やれ」、そして「昨日から出前始めました!」というこの出来過ぎたような展開、現実でも「思いがけず人生の転機が訪れる時」ってこういう感じだよなーと、満の気持ちも含めてそれこそジグソーパズルのピースがぱしぱし嵌められていくように「ニート脱出」の絵が見えてきたのかな。
いやでもまだわかんないよね。だって満だもん(笑)。つーか明日香からの伝言の2文字は「クズ」だと思ったのに(笑)。