『同期のサクラ』第4話

蓮太郎自身に問題があるのはそれとして、気に入らないからってコンペの時間変更を伝えない上司ってなんなのよ。菊夫のときも百合のときも、上司に意見はすれども上司の考え方、上司自身についてはなにも言ってなかったような気がするからサクラにとって大事なのは「同期の仲間」のことだけであってその上司がどんなヤツだろうが仲間がいいならそれでいい、知ったこっちゃねーですってなスタンス、ということなんだろうけど、これまでのクソ上司たちとはクソの種類が違うじゃん。営業部の部長も広報部の部長もあくまでも仕事の一環というか、「そういう仕事の仕方」をする人間であり「女子社員をそういうものだと思ってる」人間ってだけで、そこに悪意はなかっただろうけど、今回は違う。明確な「悪意」でもって「いじめ」が行われてるじゃん。それを問題にせずいじめられてる方が「自分の態度、考え方が間違ってました」と謝り「自信をなくしてくじけそうになったらいいことだけを思い出せ」というアンパンマンの歌をうたって終わりってわたしにはちょっと受け入れ難い。
自分のことを解ってくれないと考える前に、周りの人間のことを解ろうとしたか?解ってもらうための努力をしたか?ってのは確かにその通りなんだけど、そもそもの話として周りの人間がマジクソなんだもん、こんなやつらに解ってもらう必要なくね?とわたしは思う。まあ何日も無断欠勤してる時点でどっちもどっちなんだけどさ。

社史編纂室に流された社員たちは蓮太郎なんか目じゃないほどの厄介人間ばかりだと思うんで、ここらで口直し的に同期とか全く関係ない(登場すらしない)社史編纂室の中だけで完結する話をやってもよかったんじゃないかな。それちょっと見たい。