『同期のサクラ』

脚本と主演はどちらかといえばかなり苦手なので本来ならば率先して避ける案件なのですが、「同期」メンツが全員好みの役者というこの仕打ち・・・。

なのでまあ初回は見ましたが、面白い面白くない以前の話としてこの脚本家の「空気読まない主人公」はなんでこうも極端なんだろう。それぐらいじゃないとドラマにならないのかもしれないけど、あまりにも極端すぎて疲れちゃうし、もっと言うならうんざりしちゃうんだよな。
毎回お当番回にあたる一人ずつ主人公によって変わる、変えられる(であろう)ってのも杉咲花ちゃんが占い師だったやつとフォーマットとしては同じだし、もう一度書くけど主演のひと苦手だしってんで初回リタイアしたいところだけどやっぱり同期メンツはいいんだよー!。4人ともイメージ通り、なんら新鮮味のない(それぞれにとっての)鉄板キャラだけど、それでも竜星涼新田真剣佑の並びはそれだけで見る価値ありすぎなんだよコンチクショー!!。

あと椎名桔平な。主人公の入社を推したらしいけど、人を見る目があるのかそれともなんか企みがあるのか、上司としても人間としても味方なのか敵なのか全くわからない、つまり得体のしれない椎名桔平がどっちに転ぶかを見届けないという選択肢はわたしにはないのだ。

主人公がなんらかの理由で昏睡状態に陥ってる「現在」から遡って同期の仲間たちとの10年間を描くそうで、1年=1話になるのかはまだわかりませんが、建築会社が舞台である以上2011年の震災は避けて通れないと思うんで、それをどう描くのか、どんな話にするのか、とりあえずそこを一つの目安として見続けるつもり。

主人公の要求に対し消極的な反応をみせる同期の4人は「みんなでやればきっとできる」と言われ結局その要求に応えようとしてたけど、最終的に橋本愛がマジギレ(さすがの迫力)したことでどうなるのかと思ったら設計こそ岡山天音の力が必要だったとはいえ手先は不器用と言われていた主人公が「ひとりで」模型を作り直しちゃいましたって、それが4人にとって主人公に対する最初の“借り”というか、主人公に対する認識を新たにした最初の瞬間みたいなものだったってことはわかるけど、ひとりで作れんのかーい!という意味ではエピソードとしてなにが言いたいのかよくわかんなかったのはキャラ紹介を目的とする初回だったからとして(耐荷重に拘ってたことは後の展開の伏線かもだけど)、同期たちの話になる2話からはもうちょい話自体を楽しめるといいんだけど。

とはいえ主人公になにがあっての現状なのか、そこに別段興味はないし(同期の4人の誰かが「犯人」だってことでもない限り)、さらに言うなら回復しようが亡くなってしまおうがどっちでもいいし(この脚本家だと普通に後者もありえるからね)、最後まで見続けようと思うような引きは今のところないんで竜星くんは次回みたいだけどまっけんのお当番回もできるだけ早くやってくれますように。

あ、引きじゃないけどじいちゃんのFAXが超達筆だったのはなんか気になる(笑)。