『仮面ライダージオウ』第38話「2019:カブトにえらばれしもの」

もう終わったことだから忘れろよとは思うけどさ、でもいちおう突っ込んでおくね。

我が魔王に宇宙まで運んでもらわないと宇宙に行けないギンガってなんなの・・・?ますますアイツ(仮面ライダーギンガ)なにしに来たん?としか・・・。

そしてその宇宙の力とやらで隕石のなかから破壊しようとしてるウォズをジオウトリニティになるからってんで問答無用で外に出し、それどころか地球からゲイツも転送し、結局トリニティで破壊するって、マジで「宇宙の力」っていったいなんなの・・・・・・。わざわざカラーペン駆使してイラスト描いて「この方法しかない」と断言したウォズの立場ないんですけど・・・・・・。

なんてことはどうでもいいんですよ。
攻撃食らって変身解除されてガタックゼクターを手放した(飛んでいかれてしまった)加賀美の「俺は戦士だ!」に反応するカブトゼクターってなんなの・・・・・・?。

だって加賀美って今更「俺はカブトに選ばれなかった」とか「一度もカブトに勝ったことがないから偽カブトにも負けるんだ」とか言ってんのよ?。そのコンプレックスを乗り越えての「俺は俺にしかなれない」「でもこれが俺なんだ」じゃなかったんかいと。おまえずっとそんな感情を心の底に抱いていながらガタックに変身してたんかいと。
そこからの「(それでも)俺は戦士だ」ってなことなんだろうけど、そこに再びぶーんって飛んでくるのはガタックゼクターではなくカブトゼクターってマジでどういうことなの?いやどういうつもりなの??。

仮面ライダーカブトでなければアナザーカブトを倒せないというなら(作劇上)誰かがカブトにならねばならず、とすれば(一万歩譲って)それは加賀美しかいないだろうけど、そうじゃないじゃん。本家ライダーの力がなくとも倒せるじゃん。そんな状態・状況で加賀美がカブトになりましたって言われても拒絶反応しか出ないだろ。
こういう話にするならば、加賀美がカブトになるのならば、この世界のどこかにいるはずの「天道」の意志を感じさせる何かがなければ納得なんてできるはずがないだろう。
挙句そのカブトゼクターがカブトウォッチになって加賀美からソウゴに渡されるって、天道はそれでいいの?と。

あと夕陽に向かってフラフラと歩き去るショットは「画」としてカッコよくはあったけど、ワームだと分かっていてもそれが弟の望みならばと地球乗っ取りに黙って付き合う矢車さんは今もなお地獄を彷徨い続けているのだと改めてそれを見せられるのは気持ちとして辛いです。最後にワームの姿になって「お前は俺の兄貴なんかじゃない」と突き放したのは影山(の人格)の優しさだろうし、矢車さんもきっとそれを解ってると思うけど、それって余計に辛いよね・・・。

前半の変身しないどころかわたしが見てた1年間とは「別人」になっちゃってるライダー役者たちのことを思えばちゃんと変身して「その後」の物語が描かれる最近のライダー作品のほうがマシ・・・・・・なのかな。変身しないのは論外だけどしたらしたでこういう不満が溜まってしまうって、なんかもう・・・どうしていいかわかんない気持ちになっちゃうな。


あとはあれか。アギト回と同じくなまじ設定だけ合わせたスウォルツとツクヨミが兄妹だったってなことが発覚したやつか。
血縁関係があるとしたら親子なのではないか?と思ったことはあったのでそれが兄であってもそんなにおかしくはないはずなのに、兄妹というセンはわたしのなかにはまったくなくて、それはどうしてなんだろう・・・?と考えたのだけど、ツクヨミは記憶を失ってるけどスウォルツはそうじゃない・・・んだよね?。少なくとも今のところそういう話が出たことはないように思うのだけど、だとしたらもっと早い段階で、なんなら初めて見た瞬間に「あれ妹じゃね?」と思ってもいい・・・どころか思って当然だろうに(だって髪型も服装もおんなじやんw)、別段そんな様子はなかったよねえ?。ツクヨミを見かけたんだかすれ違ったんだかしたときに「・・・あの女・・・?」とか言ってた覚えはあるけど、『そういう感じ』じゃなかったから兄妹なんて関係性だとは考えもしなかったんだと思う・・・っていうかはっきり言っちゃうけどツクヨミの兄にしては兼ちゃんスウォルツ老けてねえ!?ピンでヘアアレンジしたりノースリ着たりして若作りしてるけど老けてねえ!?(笑)。