『獣になれない私たち』第2話

方向性というか空気感みたいなものはなんとなーく見えてきた気がするけど、そのうえでやっぱり面白そうとは思えないかなぁ・・・。
ていうか、ちょいちょい台詞が狙いすぎてて引っかかるのがなぁ・・・。
たぶんアンナチュラルでミコトと東海林(+六郎)がしゃべってたノリと変わらないと思うんだけど、演者が違うとこうも鼻につくかと・・・。
演技の上手い下手の話ではなくもっと単純なところの話として、合ってない感がする。
で、晶と京谷が付き合うようになったキッカケというかその“瞬間”についてはまぁわからんでもないというかそういうこともあるよねってなところだけれど、この時点でお互いに交際相手がいることを知ってるわけで、浮気以外のナニモノでもないよな。そんでそのあと晶はちゃんと別れて京谷との付き合いを始めたんだとしても、京谷が一向に家に呼んでくれない(入れてくれない)ってことは彼女から元彼女になった女が同棲ではなく同居してることぐらい察することができただろうわけで、それなのにずるずると付き合い続けた晶が悪いとしかわたしには思えん。もちろん京谷が男として優しいだけのクズであることは間違いないんだけど、現状に陥ってる原因は晶にもあるとわたしは思う。京谷が今も元彼女と同居してることに気づいていながら紹介された母親と会うとかさ、バカなのこの女?としか思えないよ。
この先なんだかんだで根元に惹かれていくんだとして、京谷とは真逆の、自分とも全然違う根元という男に惹かれること自体はわかるけど、このままいくと「彼氏がいるのに別の男を好きになってしまったので別れてそっちに乗り換えます」ってことになりそうで、それって京谷のときと同じじゃん。もう一度言うけどバカなのこの女?としか。
まあ・・・派遣社員として勤めていた時の様子、その元職場のイベントに顔を出し世話を焼く様子からして器用貧乏といえば聞こえはいいけど結局あれこれ便利に使われてしまうのは自ら招いた種なんだろうし、あんまり頭はよくないんだろうなぁ・・・とは思うけど。
もうちょっと賢ければもっとうまく立ち回れるんだろうし、もうちょっと頭が悪ければもうちょっと楽に生きられるんだろうにね。そこはまぁリアルというか、たぶん晶にイラっとするのは自分にもそういうところがあるからなんだろうけど。
そんななかでいつの間にか根元とは「晶さん」と呼ばれる間柄になり、根元を介して憧れの呉羽さんともお近づきになれたようで、劇的にではなくていいから少しずつでもいろんなことが好転していくならいいなと思う。最後のヤッシーに対するフォローがなかったらどうなるかわからないところだったけど、これならまぁ(視聴者が気持ち的に)ドン底に突き落とされるようなことはないだろう。