『4号警備』最終話

窪田くんVS佃井さんのガチアクションはさすがの見応えだったー!ってのはそれとして。
民間警備会社の警備員がジャージ姿の女殺し屋と戦うとかないわーだし、楓攫って発火装置?と中継回線セッティングした上で朝比奈VS殺し屋を物陰から見てた小林にキムタエ社長が「私はあなたを赦す。だからあなたも自分を赦してあげて」とか言い出して、その謎説得+死にかけてる朝比奈を前に小林の心がグラグラ揺れてるところに警察が来て逮捕されて終了って駆け足すぎんだろ。
ていうか小林がなんでこんなヤツになったのか説明してくれよ。前回を見終えて小林の“本命”は朝比奈なのではないか?と思った(思わされた)というのに、「お前のせいで俺はストーカー扱いされた」ってどういうことよと。結局執着してる女に朝比奈という恋人がいるから自分は付き合うことが出来ずストーカーのレッテル貼られてしまった。朝比奈がいなけりゃ自分が恋人になれた=ストーカー扱いなんてされずに済んだってことなわけ?。だとしたらそんなやつをなんで「赦す」とか言えんの?。なんでそんなやつが自分で自分を「赦す」必要があんの?。
つーかそもそもの始まりは小林に恋人を殺されたことで(恋人を守れなかったことで)朝比奈が警察をやめ警備会社に入ったことなわけで、朝比奈自身が小林に対する何がしかのケジメをつけなきゃダメだと思うのに、恋人だと誤解して楓を人質にされ自分の命と引き換えに娘を助けてくれと泣きながら懇願する獅子丸を庇ってお腹撃たれて瀕死でハァハァしてるだけって(そんな朝比奈が足元に転がってる中で社長が「あなたを赦します」とか言ってるし)、朝比奈の物語としてこれでいいのか?。ハァハァしながら護りたいものができたとか言ってたけど、今度は楓であり獅子丸を守れたことで過去を乗り越えましたとかそういうことだったわけ?。
アクションをはじめ窪田くんの魅力をできるだけ引き出そうという熱意は感じられたし、実際窪田くんの“いい表情”も少なからず見られたわけで、その点はよかったと思うのだけど、最後まで脚本の雑さ薄さが足引っ張ってくれたなー。獅子丸も池山ちゃんも社長もキャラクターとして魅力あったし、麿さんたちジムメンバーもいい味だしてたのに、上っ面だけを撫でるような脚本だったからせっかくの人物たちが“ただ居るだけ”だったのが残念です。1話で恋人の死体を見て呆然とする窪田くんを歩道橋の上から薄笑いで見下ろす賀来くんのカットを見たときの期待を思い出すとつくづく残念。