『Act Against AIDS 2016「THE VARIETY 24」〜魂の俳優大熱唱!助けてミュージシャン!〜』@日本武道館

エイズについて一人でも多くの人に関心を持ってもらうこと、正しい知識を知ってもらうことを目的とするAAAという活動や、ラオスに建てられた小児病院費用やや訪問介護のためのオフロード車購入など25年目となるこのチャリティーイベントの成果については継続し続けてることも含め素直に素晴らしいと思うし賛同もするけど、どうにもこうにも主催の人が苦手だもんで、これまでこのイベントに足を運んだことはありませんでした。でも今回ばかりは見たいという気持ちが苦手心を上回った。なぜか。柿澤勇人くんと松下洸平くんが出演するから。もういちどかっきーキースと洸平くんカルロスが観られるなら、たとえ1曲でももう一度二人の歌を聴けるなら、行かないという選択肢はありえませんっ!!。
というわけで初めての参加と相成りました。

ていうかだって中川晃教といえば今年はジャージーボーイズだし、かっきーと洸平くん(+平間壮一くん)はラディアント・ベイビーだし、そして春馬と徹平のキンキーブーツってそれもうわたしの今年ミュージカル部門ベスト3ですからね!(トータルで10作も観てませんが・・・)。その楽曲を武道館というミュージカルコンサートではありえないであろう(今のブームを思えば上手いことキャスト集められれば充分実現可能だとは思うけど)サイズの箱で観る機会なんてありえませんからね!。

と自分に言い訳しつつも観る前までは正直いうといいように使われてんなーというモヤっとした気持ちがあったりしたんだけど、とりあえずアッキーの第一声で吹っ飛んだ。

サビだけとはいえ中川晃教の「大都会」が聴けるだなんて、主催の人ありがとう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(超ゲンキンw)。

春馬がレベッカの「フレンズ」を1番しか『歌えなーい』、主催の人が尾崎の「シェリー」のサビを『歌えなーい』ときて最後は寺脇さんが「大都会」の第一声から『歌えなーーーーい!!』ってなオープニングコントで、そのあと再び大都会が演奏されるもんだから三人で歌おうとするも『やっぱり歌えなーい!!』ってな流れがあったのね。そんで「これ歌えるひとなんていないよ!」って言うんだけど、それ聞いて会場に居るアッキーを知る人は全員『アッキーなら歌えますーう!』と思ったに違いなく(わたしも漏れなく)、たぶんこれアッキー登場の前フリだろうなーと思ってたらやっぱりそうで、そうとわかっていても(それを期待していても)やっぱりやっぱりすごかった(笑)。舞台裏で発声準備してたとしても、あの高さをパーンと出せる中川晃教はやはり日本の至宝です!!!。

いやもう盛り上がったよね。アミューズ枠でチケットを取ったせいかわたしの周囲は全員(と言い切っていいぐらい)春馬(+ハンサムメンバー)目当て(であることがあからさま)で、そりゃ中にはアッキーの歌唱力がどれほどのものか知ってる人もいたでしょうが大半は知らなかったらしく、上手すぎ凄すぎで「ぽっかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」ってなったのち「なにあれ凄い!!!」ってどよめいてたよね。

で、挨拶があって(MC三人が「アッキーアッキィ〜」ってベタベタして)『ジャージーボーイズ』の時間が始まったんだけど、大都会で登場したアッキーは黒ジャケだったんですよね。で、そこにやってきた春馬が手に赤い布のようなものを引っかけてて、あれ?もしかしてアッキーのジャケット??って思ったらやっぱりそうで!!『アッキーのお着替えを手伝う春馬』に昇天しました(一回目)。

1曲目は英詩で「君の瞳に恋してる(Can't Take My Eyes Off Of You)」。もうね、アッキーは武道館余裕。箱の大きさ関係なくアッキーが歌えばその空間はアッキーのものになってしまう、してしまう。
ていうかサイズ感と言えばですね、メインステージから4.5段の小っちゃい階段を下りてアリーナ真ん中への出島に続くセットだったんだけど、その小っちゃい階段に座ってメロウに歌うアッキーが・・・・・・こじんまりしてて(笑)とてもキュートだったことを書き残しておきますw。

続いてPVとか舞台とは違うアレンジでのメドレーだったんだけど、ここでMCの三人がお揃いの赤いジャケット着て登場!!!

・・・したんだけど、振りはともかくコーラス下手すぎてアッキーが歌い辛そうってか思わずにがわらいしちゃってて、なんかちょっと新鮮でした。
わたし今年アッキーが歌うフォーシーズンズの歌を何回聞いただろうか。舞台は勿論のことPV死ぬほどみたしWOWOWのもなんだかんだでこれまた死ぬほど見たし、わたしの今年はアッキー率いるフォーシーズンズと共にあったと言っても過言ではありません。その締めくくりとしていいもの観られて&聴けてよかったー!。

続いてはわたしお待ちかねの『ラディアント・ベイビー』。歌う曲は「STAY」。

ラディベチームは劇中の台詞から始まったんだけど、照れくさそうに言い合うかっきーと壮一くんくっそ可愛い!!!!!!!!!!!!
広いステージでちょっと居心地悪そうというかどうしていいかわからないというか、そんな感じで歌うかっきーと壮一くん(アマンダパートはコーラスのお二人が担当)の隣で洸平くんはフラフラ身体を揺すりながらそれを聞いてるんだけど、出島に行っていざ歌いだしたらその瞬間客席が一瞬静まりかえったんだよね。

おそらく今回のキャストの中で知名度という点では洸平くんは一番低いんじゃないかと思うの。“この舞台に出てた人”だってことは分かるけど「誰これ?」だったんじゃないかと思うの。ルックスも万人の目を惹く華やかさってなタイプじゃないし、下手したら視界に入ってなかったひとすらいたかもしれない。洸平くんの歌声はそんな人たちの目を一気に見開かせた。「・・・・・・・」という間のあと「うまっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ってな空気になったのがわかったもん。

洸平くんの歌声って独特じゃないですか。「ミュージカルのひと」に対するイメージから逸脱してるというと表現がよくないかもですが、アッキーのようにわかりやすい巧さじゃないしカッキーのように聞きやすい上手さじゃないんだけど、歌声に哀愁があって独特だけど耳に沁み込むような歌声で、洸平くんが歌いだした瞬間ステージがグッと締まった感じがした。
ていうかさ、ていうかね、かっきーと洸平くんが目を見合わせながら歌うともう二人だけの空間になっちゃうんですよ。
そしてかっきーキースの「いいよ」という一言。その瞬間、あの日の舞台が、あの日のかっきーが蘇っちゃってこみ上げるものを抑えきれなかったけど、このステージにかっきーが洸平くんと壮一くんとともに立つことができたことを、それを見ることができたことを、心から嬉しく思います(これ→https://twitter.com/AAA_variety/status/804328271139598336 最高すぎる)。そして再演!。ラディアント・ベイビーが再演できますように!!(そして行ける日ぜんぶ分チケット取れますように!!)。

この日一番のサプライズはこのあと。まさかまさかの『ロミオ&ジュリエット』より柚希礼音さんとかっきーのWロミオ&壮一くんと水田くんのWマキューシオによる「世界の王」!!!!!!!!!。
全く予想してなかったんでイントロが流れた瞬間思わず「ファッ!????????」ってな声が出ちゃったわよー!。

でもそのあと青ざめた。だって柿澤さんが・・・おもいっきりダッシュして舞台袖までいって柵に足掛けてノリノリで歌うんですもの・・・。ジャンプしちゃってるんですもの・・・。見た目としてはぜんぜん違和感なく歩いてることには安心したけどさっき思い出した“あの日のかっきー”がまだ脳裏に残ってる状態でこれを見るのは心臓が痛かったです・・・。

とか言いつつ初めてみるヅカロミオ様に両目からハートブッシャアアアアアアアアア!ってなったんですけどね(笑)。かっきーに水田に壮一くんというホリプロアミューズが誇る若手舞台役者が三人束でかかっても全く敵わないカッコよさ!!。柚希さんのロミオが「ロミオ様」だとしたらかっきーのロミオは「ロミ男」ですわ(笑)。

あとまぁここは比べてやるなよってな話ではありますが、ほんのわずかな時間でも水田と壮一くんのダンスのレベル差明確すぎた(もちろん水田<壮一くんですよ)。新演出がどんな感じになるかわかりませんが二人とも歌よりもダンスのほうが売り(だよね?)のマキュってことはダンスシーン期待しちゃってもいいですかね?。

続いては『プリシラ』。
知名度が〜ってなことを前述しましたが、このミュージカルコーナーは総じて“見てるだけ”ってな感じではあったんですよ。春馬ファンが多いからキンキーブーツは見てる人も結構いるだろうけど他はまぁ知らん人は知らんよなってな感じだったんですよね。で、プリシラはまだ開幕してないわけだからそういう意味では誰も知らないはずなのに、出島に育三郎が登場した瞬間「キャアアアアアアアアアアアアアアア!」という歓声があがり周囲が一斉に双眼鏡を構えるのをみて、いっくんマジで知名度上がったなと実感した次第。ブレイクするってこういうことかと。あとなんか場馴れしてる。プリシラチームだけが衣装とメイクばっちり(本番舞台ほどではないのでしょうが)だってこともあるかもだけど、ミュージカルコーナー出演陣のなかで育三郎がいちばん堂々として華があって、なんかすごく・・・・・・・・・ムカつきました(笑)。

プリシラはこのイベントの主催者以上に苦手というかはっきりいって大っ嫌いな人がメインキャストにいるんでパスするつもりだったんだけど、ポピュラーソングという言い方でいいのかな?知ってる曲ばかりのミュージカルのようで、いっくんソロと大勢でのパフォーマンスの2曲だけでも楽しそう!って感じがビンビン伝わってきて行きたくなってきちゃったどうしよう・・・。

ラストはもちろん『キンキーブーツ』。徹平のソロから春馬も加わっての「Everybody Say Yeah」でしたが、直前のプリシラチームが衣装だったもんだから地味というかなんというか・・・キンキーブーツのあのアッパー感がなくて期待外れ・・・・・・かなーと思ってたらみんな出てきてピギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!。

だってだって植原卓也松下洸平中川晃教が並んで踊ってるんですよ!!!!!!!!!!!!俺得とはこのことか!!!!!!!!!!!!!!!。

つーかあっきーが黄色に黒の豹柄みたいなジャケットに着替えててワロタ(笑)。

でもここかっきーだけいなくて、やっぱりまだここまで踊るのは難しいのかなーと思う一方でじゃあやっぱりさっきのあの激しい動きはギリギリだったのではないかとも思ってあの調子乗り男め!!!と思ったことも書き残しておく。

いやあ、ほんとすごすぎるミュージカルって素晴らしい!コーナーで、わたし的には今年も(いろんな意味で)頑張ったご褒美のような時間でした。


ミュージカルコーナー以外では、柚希さんのバックダンサーを務めた黒ロングコートの植原卓也くんがエロスの塊だったことと(指で唇触るのやめてー!失神しそうになるからやめてー!でもやっぱりやってー!すきー!)、ティガのバックで踊るときに春馬-壮一くん-タッくんの並びで、壮一くんとタッくんはずっと見合いながらニッコニコで踊ってたのに対し春馬は正面を向いてたんだけど、途中で一度だけ思いっきり二人を見てニッコーーーーーーーって笑ってくれて昇天した(二回目)ことが思い出です。

あと大黒摩季さんにMC中客席から「まきちゃーん!」という掛け声がかかると舞台袖で春馬も「まきちゃーーーーん」って言ってたのがすこぶる可愛かった(わたしの席から舞台下手袖で控えてる(MC三人は楽屋に戻らずそこで着替えとかしてたっぽかった)姿がちょいちょい確認できたんだけど、元えーけーびーの人が歌ってるときに腕を組み片足曲げて立って不動で見てる春馬もモデルみたいでカッコよかった)です。

あとあとEDでみんなグッズTに着替えて登場したんだけど、洸平くんの着こなしが抜群にオシャレだったのおおおおおおお!。黒のスキニーに甲の部分が青い黒スニーカーでつばの広い(でも女優帽ではない)ハットかぶってたんだけど、Tシャツの袖を二つ折って短くしてフィット感だしてるところがほんと素敵&似合ってたわー。

それに対しTシャツのサイズ感も微妙なうえに黒のジャージ素材だったのかなぁ?綺麗めパンツに見えたけど、それを片足ふくらはぎまで捲りあげてんのはいいとしても足元素足革靴でそれやる!?ってな柿澤勇人さんですよw。もうこの二人のこのバランス感たまらん。

つーかこのEDで水田・平間・植原のアミューズトリオにはトリオパート与えておきながら(マイク持たせておきながら)かっきーと洸平くんには持たせない(どころかアッキーと徹平も持ってなかったような・・・)ところにやっぱりわたしこの主催のひと嫌いと思ったわけですが、サビのところで壮一くんが二人にマイクを向けて、そしたら即洸平くんがかっきーの肩に手を回して引き寄せマイクに顔を近づけさせたんでわたし昇天しました(三回目)。最終的には壮一くんふたりにマイク渡してたからねw。