『怪盗 山猫』第7話

だから有起哉藤堂と蔵之介関本がユウキテンメイの元で働いていた時代の話をスピンオフでくださいってばよー!!。
山猫に死ぬことを許されなかった藤堂を迎えに行った関本は、一体どんな気持ちだったんだろうなぁ。
藤堂が死んだという事実に対して、その理由・経緯として考えられることはとりあえず3つあると思うのね。
ひとつめは藤堂による自殺。だとしたらグローブボックスの中にある銃を「見せた」関本は自殺ほう助ということになるのかな。だとしたらこれは関本から山猫に対する別離のメッセージなのか。
ふたつめは関本による殺人。理由としてはかつてユウキテンメイと繋がりがあり現在も藤堂を通じてユウキテンメイとコンタクトを取ったことがありながらそれを山猫には隠しているので、自分とユウキテンメイを繋いだ藤堂が生きていると何かと困ることになるから・・・ってなところかなぁ?。とにかく関本が自分の意志で藤堂を殺したということ。
みっつめも関本による殺人ではあるんだけど、誰かの指示で藤堂の命を奪ったということ。誰かの最有力候補はもちろんユウキテンメイだろう。
銃を見せる前に関本は「何があろうが生きてこそだと思うけどね」と言った。
それを考えるとふたつめのセンは・・・ないかな。ないと思いたい。
あ、でもみっつめとひとつめが一緒になってる・・・ということもありえるか。ユウキテンメイが関本に藤堂の始末を命じ、グローブボックスの銃を見た瞬間藤堂はそれに気づき、自ら始末をつけた、ということもありえるかな。だとすると関本の「何があろうが生きてこそ」ってのは逃げろというメッセージなのかもしれないけど、そうなると今度は関本の立場がまずくなるのではないかと思うわけで。
そこいらへんの真相はたぶん明らかになることはないんだろうけど、関本が運転する車ってこれ捜査に使ってる車だよね?。実際容疑者を死なせてしまったことで処分受けたって言ってたし。自殺にせよ他殺にせよ、何もわざわざ自分の車の中で(自分が関与する形で)死なせる必要はないと思うのよ。だからこれはやっぱり「あえて」だと思うの。死を選ぶならそれを見届けてやるのが、なんなら“介錯”してやるのが、共にユウキテンメイの元で働いていた同志であり同士である自分の役目だと、関本はそう考えたんじゃないかなと思う。
山猫VS藤堂も、そのあとの関本と藤堂も、どっちも見応えがありました。
虚ろな表情で力なく自分の何が悪かったのかなぁ?と呟く藤堂に「・・・髪型?」と答えた関本。このシーンはわたしの好きな北村有起哉史に残ります!!!。